かつて神社は、その仏教的解釈ともいえる神宮寺を伴っていました。諏訪大社に属した神宮寺も明治維新の神仏分離で廃され、仏像類は多くの関係寺院に移され、守られてきました。去る御柱祭の年、これら寺院で旧神宮寺仏を一斉公開する「諏訪神仏プロジェクト」が実現しました。以降、年に一度、一日だけ一斉公開日が設けられています。
諏訪大社には下社と上社があります。関係寺院もそれだけ数が多く、一日ですべてを回るのは不可能です。昨年は下社編をお届けしましたが、本年度、年に一度の法要を行う当番寺院は、本宮脇に位置し上社神宮寺唯一の生き残りである法華寺。そこで今年は、満を持しての上社編をご用意しました。神宮寺旧跡を体感し、上社本宮に参拝。諏訪市博物館などで在りし日の上社神宮寺について学んだ後は、仏法紹隆寺、高榮寺、長円寺と巡り、多くの神宮寺由来仏像を拝観します。

諏訪神仏プロジェクト 公式ページ

諏訪神仏プロジェクト＜公認＞ツアー　昨年の様子

＊【追加情報（5/11）】令和7年諏訪神仏プロジェクト＜公認＞ツアー　前日特別プランのご案内

＜公認＞ツアーご予約のお客様優先で、プロジェクトとの協働により前日の「特別プラン」を実施します。→ツアー予約をされていらっしゃらない方にも公開します。（5/18）

諏訪神仏プロジェクトでは、毎年一斉公開日の前日に「神仏報恩法要並びに講演会」が行われます。今年は5月24日（土）午後、諏訪大社上社本宮に隣接する法華寺にて開催され、法要の前には僧侶行列・稚児行列（桔梗屋　→　諏訪大社上社本宮　→　法華寺）が実施されます。（詳しくはこちら「神仏報恩法要並びに講演会のお知らせ」をご覧ください。

直前のお知らせとなりますが、この機会に「特別プラン」を催行します。5月24日（土）の「神仏報恩法要並びに講演会」に特別に指定席をご用意。その前に行われる「僧侶行列・稚児行列」を現地をよく知るSUWAエクスペリエンスガイドと一緒にご覧いただきます。（＊こちらは、指定席等はございません。）定員は10名、参加料金（5,000円）は諏訪神仏プロジェクトへの協賛金（一部経費を除く）といたします。
諏訪大社上社本宮での僧侶の方々とお稚児さんの行列、という非常に貴重な、まさに「神仏習合」そのものを見ることができる機会です。ぜひご検討ください。
＊前日の僧侶行列・稚児行列の観覧および「神仏報恩法要並びに講演会」は、この「特別プラン」とは関係なく、無料でご参加いただけます。
＊＊「特別プラン」へのお申し込みは、こちらとなります。